オリジナルグッズの販売やコーヒーの提供をおこなう「ショップ兼地域コミュニティの場」
一般社団法人知床しゃりは、「地域商社」「DMO(観光地管理)」「まちづくり」という3つの領域で事業を展開していくことを目指しており、これまで、地域ブランドシンボル「知床トコさん」を活用した物販事業を中心に、スタンプラリー等の観光事業をおこなってきました。
2024年7月30日にオープンした『Shiretoko Sustainable Station COBAKO Shari』は、これまでの物販における実績と組織の元来の目的を踏まえ、一般社団法人知床しゃりが初めて直営する「ショップ兼地域コミュニティの場」です。
『Shiretoko Sustainable Station COBAKO Shari』では、お土産としても人気の知床トコさんグッズをはじめ、知床の多様さを表現したデザインのグッズや地域内で作られた工芸品等を販売するほか、オリジナルブレンドコーヒーや斜里町の農産物を使用したジュースなどの飲料提供もおこない、ビジターの満足度の向上を図りながら、ビジターと地域住民との結節点の創出を目指します。
「皆で(co-)つくる場(ba)としての“箱”」
『Shiretoko Sustainable Station COBAKO Shari』店内には、斜里町産トドマツ材を使用しひとつひとつ丁寧に作り上げた「木箱(きばこ)」が、商品棚やテーブル、椅子として多数並びます。
「様々な使い方ができ、知床のサスティナビリティを象徴する木箱」、「知床のモノ・コトを詰め込んだ箱」、「共同で・皆で(co-)作り、皆が集まる場(ba)としての箱」。そんな思いを込めて、この名前が誕生しました。
空間・什器のデザイン設計は、斜里町を拠点とし多岐にわたる制作活動をおこなう「北暦」が、施工は、同じく斜里町を拠点とし道産木材と土で住宅を作る「小坂建築」が担当しており、『COBAKO』に込められた「皆で作る」の第一歩として、地域に根ざして活動するチームとタッグを組み、空間づくりをおこなっています。
今後も地域の皆さまと連携しながら、地域の皆さまにも、ビジターの皆さまにも喜んでいただける場づくりを進めてまいります。